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もすけブログ

ゲイイラストを中心に活動するもすけの本拠地。

2013年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年03月

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異常性状

「自分は普通だ」
そう思って生きるってことは、一体どんな気持だろう。
物心ついた頃から、自分の異状には気付いてた。
毎日、息をするのが辛かった。

俺以外の誰しもが、他人とは違う異常な部分を抱えてるもんなんだろか。

ゲイなんてさ。病気と言ってもいいくらいのものだと思うんだよ。
他の人はどうかしらないけど、俺はそう思う。
こんなに毎日悔しい思いして。
将来のこと考えたら、血の気が引く。
例えば彼氏ができたとしても。
誰にそれが言えるだろう。
誰がそれを祝福してくれるだろう。
バイト仲間にも、幼馴染にも、家族にも言えない。
言ったらもしかしたら、祝福してくれるかもしれない。
けど、祝福してくれない可能性のほうが圧倒的に多いように思う。
友達の結婚式に言ったって、祝ってあげたい気持ちがあっても、
どうしても……どうしても、羨ましくなっちゃうよ。

って書いてるとさ、はっと気付く瞬間があってさ。
俺ってのはいっつも、「他人、他人」ってさ。
人目ばっか気にしていきてんの。ダサいことこの上なし。
人目さえ気にならなければ、別にゲイでもなんら問題ないはずなのにな。
そもそもゲイじゃなければこんなこと考える必要もなかったのにね。

なんてことを書いているけど。
自分がゲイに産まれて来たことはそれほど嫌じゃなかったりする。
ゲイである自分自身は割りと好きなんだ、不思議と。
普通に生まれてきたら気付けなかった色々なことに気付けたし。
考えなくていいことまで考えるようになっちゃったけど、それはまぁ置いておく。

じゃあ何が嫌なのかって、そりゃあ周りの人間しかいないじゃないか。
ゲイに対する偏見、差別、嘲笑。
差別があるのはしょうがないよ、全ての人に好かれたいとは思ってない。
でも、やっぱりちょっと、生き辛いなって思うときが沢山あってさ。
いつもなら気にしないようなことでも、見過ごせない夜があったりしてさ。
1人で奥歯をかみ締めて、「しょうがないじゃないか」って言い聞かせるんだよ。

いつまで続くのかな。
いつになったら、大人になれるのかな。
人目を気にせず生きられないかな。
大好きな友達を、心から祝福してあげられないかな。
「俺は俺だ」ってどうして胸を張って言えないかな。

ちっぽけだなぁ、本当に。
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必要とされたいんだ、僕はたぶん

一ヶ月ちょっと前。
バイト先の惣菜部に、ベトナム人の男の子(23)がアルバイトとしてやってきた。
名前はトゥ君。
ぱっと見、日本人と遜色なく、言われるまでベトナムの人だとは気付かなかったぐらい。

話をしてみると、日本語は少し話せるみたいで。
最初は僕も英語を使ったりしてみたけど。
そもそも僕は英語なんて話せない事に気付いて、今じゃ全部日本語で話してる。

トゥ君を見ていて。
思うように言葉を伝えられない、伝えてもらえない環境で働くってことは、
きっと凄く大変なんだろうなって思った。
そう思ったら、自然と助けてあげたくなった。

空いた時間にはできる限りいっぱい話しかけた。
トゥ君がお客さんにものを尋ねられてるのを見つけたら、すぐにフォローに行った。
僕の前でその子が店長に色々言われた後、「もすけさん、さっき、店長さんは何て言ってたの?」って聞くから、全部教えた。
バイトの後、ゲームセンターが好きだと言うから、僕の自転車の後ろにトゥ君を乗せて、一緒にゲームセンターに行った。
僕がちょっと目を離した隙に、クレーンゲームをやったらしく、お揃いの人形をくれた。

それから、一緒にバイトに入った帰りはいつも、自転車に二人乗りして帰った。
最近は「いつももすけさんが運転してるから、今日は私が運転する!」
と言って、トゥ君が運転してくれる日もある。
パートのおばさんと一緒になって、トゥ君に色んな日本語を教えたりもした。
「尿意を催してきた」とか「ウンコ」とか。
トゥ君がパチンコ屋の看板を見て「パチンコパチンコ」と言うから「チンコ」という言葉も教えた。
いつの間にか、トゥ君の仕事が早く終わっても僕の仕事が終わるのを待っててくれるようになった。

会ってからまだ、一ヶ月しか経ってないのに。
凄く仲良くなれたんだ。

昨日は、トゥ君のお姉さんが運営してるベトナム料理のお店に行った。
お姉さんのことを「とても厳しい」と言っていたトゥ君の言葉とは裏腹に、
お姉さんは凄く優しそうだった。

メニューを見ながら、揚げ春巻きやカレーライスにしようかなぁなんて悩んでいると
トゥ君が「そっちよりも、こっちを食べて」と、
僕が食べたいものとは別のものを勧めてくるから、「なんで?」と聞くと、
どうやらトゥ君が好きなものを食べて欲しかったみたい。
その気持ちがなんだか嬉しくて、揚げ春巻きじゃなくて生春巻きを。
カレーライスじゃなくて、ベトナム料理のフォーっていう面料理を頼んだ。
他にもパパイヤのサラダや、結局カレーライスも頼んで。
その時点でもう完全にお腹いっぱいだったんだけれど、
「他には何食べる?」「これも美味しいよ」と色々勧めてくれた。
「もうお腹いっぱいだよ。これ以上食べたら死ぬよ」と言ったら「そっか」と残念そうだった。
あとで聞くと、ベトナムの料理をいっぱい食べて、いっぱい知ってほしかったみたい。
「メニューに載ってるやつ全部食べて!」と言ってたけど「俺が死んでもいいの?(笑)」
と聞いたら「それは嫌だよ」なんて言うから、僕はまた嬉しい気持ちになって。

正直、一品一品がいい値段したから、その出費が家計に響くなぁ……なんて考えてたのがどうでも良くなった。
その後、会計をしようとすると、お姉さんが「今日はトゥがおごりたいらしいから」とお金を受け取ってくれなかった。
「お金がないよ~」といつも嘆いていたトゥ君を見ると「いつも優しくしてくれてありがとね」と笑っていた。
泣きそうになった。

内心、トゥ君は俺から金を搾り取るつもりなんじゃなかろうか。と思った瞬間もあって。
だって、パパイヤのサラダが凄く辛くて、「辛い辛い」と言っていたら、「何か飲む?」と聞かれて、
「じゃあウーロン茶を一つ」ということもあって、「もしかしてこれは辛いものを食べさせて飲み物をオーダーさせる作戦なんじゃないか」とか。
他にも、「半分コしようよ」という僕の提案を頑なに拒んだのも、今にして思えば僕にベトナムの料理をいっぱい食べて欲しかったんだなって。

それなのに俺って奴は、なんてさもしい考えをしていたんだろうかと、心から悔しくなった。
胸中で何度もトゥ君に謝りながら、「ありがとう、ご馳走様」って頭を下げた。




そんな折。
僕の店舗移動の話を店長に聞かされた。
隣町の別の店舗で、惣菜の準社員として働くことになりそうで。
準社員として働かせてもらえるのは本当にありがたいし嬉しいのに。
あと二週間くらいで。
トゥ君と一緒に帰ったりできなくなるのが本当に寂しくて。
なんだろう、この気持ち。
支えてたつもりが、俺支えられてたんかなって。

俺が居なくなって、トゥ君は大丈夫かな?っていう心配もあるんだけど。
トゥ君は優しい子だから、多分大丈夫だよね。

レジ部で長いこと一緒に働いた先輩や後輩とも会えなくなるのは当然寂しいけど。
でも何故か今一番気になってるのはトゥ君で。

今までの経験から、恋じゃないってのは分かるし。
でも、気になって気になってしょうがないんだよ。
老母心ってやつだろうか。

なんで別の店舗なんだろう。
今の店舗の惣菜の準社員なら、トゥ君の手助けができたかもしれないのにな……。

兎にも角にも、仕事や環境の変化に対する不安よりも、
トゥ君の事が気がかりで。
いつ異動の話を切り出そうかな。
異動しても、会う機会はあるかな。

もしかしたら、別店舗の惣菜で一人前になったら、今の店舗に、惣菜の社員として戻してもらえるかもしれない。
何の根拠もないけど。
でも、少しでもその可能性があるなら、俺クソ頑張るわ。

| 日記 | 12:37 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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グースカと僕2

消しゴムを貸したのをきっかけに、僕とグースカは少しずつ話をするようになった。
と言っても、グースカは本当によく眠るやつで。
中々僕のタイミングで話しかけることはできなかった。

この間も授業中に

グースカ「なぁなぁ、ちょっとこれみて見ろよ」

僕「…………」

グ「おいってば」

僕「…………」

グ「えいやっ!」

ブスリ(鉛筆が背中に突き刺さる音)

僕「いったーーーーーー!!」

先生「おいー!!またお前か!!なんだ、毎回毎回私の授業で騒ぎを起こして!嫌いなのか!?私が嫌いなのか!?それならそうとはっきりと――」

グ「ニシシ(笑)」

というようなことがあった。
他にも、廊下を歩いてる時にわき腹をくすぐられたり。
下駄箱で靴を履いてるときにヒザカックンされたり。
基本的にグースカはイタズラな性格らしい。

けど。
どんな悪戯をされても、不思議と悪い気はしなかった。
むしろ、こうやってグースカと過ごす毎日が、楽しくて仕方がなかった。


話はするけど、グースカのことは未だによくわからなかったりする。
好きな食べ物はコロッケだということと、
嫌いな教科は美術だということはなんとか聞き出せた。

嫌いだという割に、グースカはノートの隅や机にけっこう落書きをする。
この前グースカが描いていたアンパンマンのような落書きに
「アンパンマン?」
と言うと
「は?ちげーよ、町田先生だよ!」
と、美人で有名な保健室の町田先生の名を持ち出してきた瞬間、僕は理解した。
ああ、グースカがまともに絵をかけるようになる日は遠いな、と。




2月のはじめ。
体育のマラソンの授業の後。
僕が1人、校庭脇の水飲み場で水を飲んでいると、
水飲み場の向こう側から声が聞こえてきた。

「っつーか、アイツ超うけんべww」
「体育の授業では毎回お決まりの、びりっけつ(笑)」

体育でびりっけつと言うと……僕のことだ。
腰を曲げて水を飲んでいる僕の姿はどうやら相手に見えないらしい。

「あの走り方ほんとキモいよなー……寒気するよ!!」
「んで、たった2キロでひーひー言っちゃってんの、まじひくわー」
「勉強はトップクラスでもあれじゃあなぁ~……完全に負け組み?」
「言えてるww男として終わってんべww」

「…………」

蛇口から漏れる水の音が、やたらと遠い。
口に触れた水は、喉を通ることなく、排水溝に吸い込まれた。

だから……学校は嫌いなんだ。
いつもそう……どんなに頑張っても、馬鹿にされる。
勉強ができても、決して褒められる事はない。
むしろ、嫌味を言われ、嫌われる。

「しかも最近、授業中に変な声出したりしててマジウザくね?」
「自分は勉強できるから、授業なんてどうだっていいってかー」
「はー?マジムカつくわあいつ……死んでくれねーかな」

「…………」

ズキンと、心臓が痛い。
声なんて、ただの空気振動なのに……。
なのにどうしてこんなに痛いんだろう。

こんな時いつも、父と母の顔が浮かんだ。
そして胸の中で、こんな息子でごめんなさいと、謝らずにいられなくなる。

もう、やめちゃおうかな。
頑張るのも、生きるのも。

そんな事を、自嘲気味に考える。

……と、すぐ横で水がはねる音がした。

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| イラスト | 14:34 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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